
「食後に胸のあたりが熱くなる」「胃酸が上がってくる感じがする」「横になると胸やけがひどくなる」――。
このような「胸やけ」の症状は、誰にでも起こる身近な症状です。
一時的な胸やけであれば、食べ過ぎや飲み過ぎ、脂っこい食事などが原因となっていることもあります。しかし、胸やけを繰り返している場合には、胃酸が食道に逆流する「胃食道逆流症(GERD)」や「逆流性食道炎」などの病気が隠れている可能性があります。
また、胸やけだけでなく、胃の不快感、みぞおちの痛み、のどの違和感などがある場合には、胃や食道の状態を一度確認しておくことが大切です。
今回は、胸やけの原因や注意したい症状、胃カメラ検査でわかることについて、香芝市のやまおか胃腸・内視鏡内科クリニックが分かりやすく解説します。
胸やけとは?
胸やけとは、胸の中央からみぞおちのあたりに、焼けるような熱さや不快感を感じる症状です。
「胸が熱い」
「胃酸が上がってくる」
「酸っぱいものが口まで上がってくる」
「食後に胸がムカムカする」
「横になると胸やけが強くなる」
このような症状が代表的です。
胸やけという言葉から「心臓の病気では?」と心配される方もいますが、食後に起こりやすく、横になると悪化するような胸やけは、胃酸の逆流が関係していることがあります。
ただし、胸の痛みには心臓や肺などの病気が原因となっている場合もあります。
強い胸痛、息苦しさ、冷や汗、突然の症状などがある場合は、自己判断せず、緊急性の有無を含めて医療機関にご相談ください。
胸やけの代表的な原因「胃酸の逆流」
胸やけの代表的な原因が、胃酸の食道への逆流です。
胃の中には、食べ物を消化するための強い酸性の胃酸があります。
胃には胃酸から粘膜を守る仕組みがありますが、食道には胃ほど強い防御機能がありません。
そのため、胃酸が食道へ逆流すると、食道の粘膜が刺激されて、
- 胸やけ
- 酸っぱいものが上がってくる
- 胸の不快感
- のどの違和感
- 咳
- 声のかすれ
などの症状が起こることがあります。
このような状態をまとめて**胃食道逆流症(GERD)**と呼びます。
その中でも、胃酸によって食道の粘膜に炎症が起きている状態が「逆流性食道炎」です。
逆流性食道炎はなぜ起こる?
胃酸が逆流する原因は一つではありません。
たとえば、
食べ過ぎ
一度にたくさん食べると胃が大きく膨らみ、胃の内容物が食道へ逆流しやすくなることがあります。
特に夕食をたくさん食べて、そのまま横になる習慣がある方は注意が必要です。
脂っこい食事
揚げ物や脂肪分の多い食事を頻繁に摂ると、胃から食べ物が排出されるまでに時間がかかり、胃酸が逆流しやすくなることがあります。
食後すぐに横になる
食後すぐに横になると、胃の内容物が食道へ逆流しやすくなります。
特に夕食後すぐに寝る習慣がある方は、胸やけが起こりやすくなります。
肥満・体重増加
お腹まわりに脂肪がつくことで、胃が圧迫され、胃酸が逆流しやすくなる場合があります。
お酒や喫煙など
飲酒や喫煙などの生活習慣が、胸やけの症状に影響することがあります。
このほか、食道と胃の境目にある逆流を防ぐ仕組みが弱くなっていることや、食道裂孔ヘルニアなどが関係している場合もあります。
「胸やけくらい」と放置していませんか?
胸やけは比較的よくある症状なので、
「食べ過ぎただけだろう」
「年齢のせいだろう」
「市販薬を飲めば大丈夫」
「そのうち治るだろう」
と考えてしまう方も少なくありません。
もちろん、一時的な胸やけであれば大きな問題がないこともあります。
しかし、胸やけを何度も繰り返している場合や、長期間続いている場合には、一度原因を確認することをおすすめします。
胸やけの原因が逆流性食道炎であれば、適切な治療によって症状を改善できる可能性があります。
また、胸やけに似た症状を起こす病気はほかにもあります。
症状だけで原因を判断するのではなく、必要に応じて胃カメラで食道や胃の状態を確認することが大切です。
胃カメラで何がわかる?
胃カメラ(胃内視鏡検査)では、口や鼻から細いカメラを入れて、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察します。
胸やけがある場合には、
- 逆流性食道炎
- 食道裂孔ヘルニア
- 食道の炎症
- 胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃ポリープ
- 食道や胃の腫瘍
などの病気がないか確認できます。
特に大切なのは、症状があるからといって必ずしも食道に明らかな炎症が見つかるとは限らないということです。
胸やけの症状があるものの、胃カメラでは明らかな炎症が確認できないケースもあります。
そのため、症状と内視鏡所見などを総合的に判断し、必要な治療を検討します。
胸やけがある方は、こんな症状にも注意
胸やけだけでなく、次のような症状がある場合には、一度消化器内科への相談をおすすめします。
- 胸やけを繰り返す
- 食後に胸が熱くなる
- 酸っぱい液体が口まで上がってくる
- 横になると胸やけが悪化する
- 夜中に胸やけで目が覚める
- のどに違和感がある
- のどが焼けるように感じる
- 慢性的な咳がある
- 声がかすれる
- みぞおちが痛い
- 胃がもたれる
- 食欲が低下している
- 吐き気がある
- 食べ物が飲み込みにくい
- 食べ物が胸につかえる感じがする
- 胸の不快感が長く続いている
特に、飲み込みにくさ、食べ物がつかえる感じ、体重減少、吐血、黒い便などを伴う場合は、早めの受診が重要です。
胸やけを改善するためにできること
胸やけが気になる方は、日常生活を少し見直すことも大切です。
食べ過ぎない
一度に大量に食べるのではなく、腹八分目を意識しましょう。
食後すぐに横にならない
特に夕食後は、すぐに寝るのを避けることをおすすめします。
脂っこい食事を控える
揚げ物や脂肪分の多い食事を摂りすぎている場合には、食生活を見直してみましょう。
体重を適正に保つ
体重が増えてから胸やけが気になるようになった場合は、無理のない範囲で体重管理を行うことも大切です。
自分にとって症状が出やすい食品を確認する
胸やけは、人によって症状が出やすい食品や食べ方が異なります。
特定の食品を食べた後に毎回症状が出る場合には、その食品を控えてみるのも一つの方法です。
ただし、生活習慣を改善しても症状が続く場合には、自己判断で長期間様子を見ず、医療機関に相談しましょう。
胸やけには薬だけで大丈夫?
胸やけに対しては、胃酸を抑える薬などが使用されることがあります。
薬によって症状が改善する方も多くいらっしゃいます。
一方で、薬で症状が改善したからといって、必ずしも原因となっている病気がないとは限りません。
また、胸やけが長期間続いている方や、薬を飲んでも繰り返す方では、胃カメラによって食道や胃の状態を確認することが重要になる場合があります。
「薬を飲めば症状が治まるから大丈夫」と考えず、症状が繰り返す場合は一度ご相談ください。
胃カメラが「怖い」という方へ
「胸やけがあるので胃カメラを受けた方がいいとは思うけれど、検査が怖い」
そのように感じる方は少なくありません。
胃カメラに対して、
「オエッとなりそう」
「苦しそう」
「痛そう」
「以前の胃カメラがつらかった」
「検査を受けるのが怖い」
というイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。
当院では、そのような検査への不安を少しでも減らせるよう、鎮静剤を使用した胃カメラ検査にも対応しています。
鎮静剤を使用することで、検査中の苦痛や緊張を軽減し、眠っているような状態で検査を受けていただくことができます。
「胃カメラはつらいから受けたくない」と検査を先延ばしにしている方にも、できるだけ安心して検査を受けていただける環境を整えています。
※鎮静剤の使用には、体調や持病などによって適さない場合があります。使用の可否については診察時に医師が判断します。
平日は忙しい方にも、土曜日の検査に対応しています
「仕事があるので平日に病院へ行けない」
「症状は気になるけれど、なかなか時間が取れない」
という方もいらっしゃると思います。
当院では、平日にお仕事や家事などで忙しい方にも受診していただけるよう、土曜日も診療・内視鏡検査に対応しています。
胸やけを我慢し続けるのではなく、ご自身の予定に合わせて検査を検討してみてください。
胸やけは「胃カメラを受けるきっかけ」に
胸やけは、日常生活の中でも起こりやすい症状です。
だからこそ、「たいしたことはない」と放置してしまいがちです。
しかし、繰り返す胸やけの背景には、逆流性食道炎などの病気が隠れていることがあります。
また、胃カメラは単に胸やけの原因を調べるためだけの検査ではありません。
食道・胃・十二指腸を直接観察することで、炎症や潰瘍、ポリープなどを確認し、必要に応じて組織を採取して詳しく調べることもできます。
「胸やけがあるけれど、胃カメラを受けたことがない」
「最近、胸やけが増えてきた」
「薬を飲んでも胸やけを繰り返す」
という方は、一度消化器内科にご相談ください。
症状が軽いうちに原因を確認しておくことで、適切な治療につながります。
まとめ|繰り返す胸やけは一度ご相談ください
胸やけは、胃酸が食道へ逆流することによって起こることが多く、逆流性食道炎などが原因となっている場合があります。
一時的な症状であれば問題ないこともありますが、胸やけを繰り返す、長く続いている、夜間に症状がある、のどの違和感や咳を伴うといった場合には、一度検査を受けることをおすすめします。
特に、飲み込みにくさや体重減少、吐血、黒い便などの症状がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。
「胃カメラは怖い」という方も、当院では鎮静剤を使用して、できるだけ苦痛の少ない検査を受けていただけるよう配慮しています。
また、土曜日も内視鏡検査に対応していますので、平日は忙しくて受診できない方もお気軽にご相談ください。
胸やけを「年齢のせい」「食べ過ぎのせい」と決めつけず、気になる症状が続く場合は、一度ご自身の食道や胃の状態を確認してみませんか?
香芝市・五位堂周辺で胸やけ、胃の不快感、胃酸の逆流などでお悩みの方は、やまおか胃腸・内視鏡内科クリニックまでお気軽にご相談ください。
鎮静剤を使用した楽な胃カメラ・大腸カメラを行い、胃がん・大腸がんをはじめとする消化器疾患の早期発見・早期治療につなげています。
「胸やけが気になる」という小さな症状を、胃カメラを受けるきっかけに。
早めの受診・検査をおすすめします。
内視鏡クリニックの選び方
胃カメラ・大腸カメラを受けるクリニックを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
日本消化器内視鏡学会の専門医が在籍しているか
鎮静剤の使用など、苦痛を軽減する工夫があるか
高精細な内視鏡システムを導入しているか
通いやすい立地・診療時間か(土曜診療の有無など)
院内の衛生管理・プライバシーへの配慮がされているか
当院は日本消化器内視鏡学会専門医・指導医である院長が、一人ひとりの症状に合わせた丁寧な診察・検査を行っています。胃の痛みが気になる方やや便秘・下痢、血便などの症状のある方は、我慢せずに早めに胃カメラ・大腸カメラ検査を受けましょう。
当院の内視鏡検査の特徴
やまおか胃腸・内視鏡内科クリニックでは、初めて胃カメラ・大腸カメラを受ける方や、以前つらい思いをした経験がある方にも安心して検査を受けていただけるよう、以下の体制を整えています。
- 鎮静剤(麻酔)を使用した検査:うとうとと眠っている間に検査が終わるため、苦痛や不快感を大きく軽減できます。
- 高精細BLI搭載カメラの導入:粘膜の微細な血管や表面構造まで鮮明に観察でき、小さな病変の早期発見につながります。
- 土曜日も検査可能:平日お忙しい方でも受診しやすい診療体制です。
- 胃カメラ・大腸カメラの同日検査に対応:1日で両方の検査を済ませたい方のご負担を軽減します。
- 駅前でアクセス良好:通いやすい立地で、お仕事帰りにも受診しやすい環境です。
胃の精密検査はもちろん、大腸ポリープや大腸がんが心配な方の大腸カメラも、あわせてご相談いただけます





